

『大坪草次郎 追悼上映会 -Otsubo Sojiro's aesthetic sense-』

LUNA SEA、BUCK-TICK、GLAY、L'Arc-en-Ciel、globeら多数のアーティストのミュージックビデオやライブ映像を手がけたことで知られる映像監督。音楽映像業界に大きな影響を与えながらも、2020年1月28日に惜しまれつつこの世を去った。
追悼上映会ではあぶらだこ、アレルギーらが出演する大坪監督の初期8mm作品「aura aurora/オーラ・オーロラ」のほか、LUNA SEAのRYUICHIこと河村隆一がプロデュース、音楽、脚本を担当した映画「so faraway」、LUNA SEAのINORANのヨーロッパツアーに大坪監督が同行して撮影したドキュメンタリー「I'M HERE」が上映される。「so faraway」「I'M HERE」が映画館で上映されるのは今回が初となる。
また大坪監督が映像の世界に飛び込むきっかけとなった80年代ジャパニーズハードコアパンクシーンの黎明期を記録した、安田潤司監督のドキュメンタリー映画「ちょっとの雨ならがまん」の特別上映も決定。当日は安田監督のほか、大坪監督作品のプロデューサー、カメラマンなど関係者によるトークショーも行われる。
タイトルの英文「Otsubo Sojiro's aesthetic sense-」は、”大坪草次郎の美意識”という意味。
会場 : 池袋新文芸坐
2023年1月28日(土)
【上映作品・タイムテーブル】
---------------------プログラム①---------------------
11:20 開場/11:30 上映
『aura aurora/オーラ・オーロラ』(60分)
『ちょっとの雨ならがまん』(45分)
舞台挨拶: 安田潤司(映画監督)(15分)
---------------------プログラム②---------------------
13:40 開場/13:50 上映
『so faraway』(95分)
舞台挨拶:so faraway 映像スタッフ(10分)
---------------------プログラム③---------------------
15:45 開場/15:55 上映
『I’M HERE』(70分)
「大坪草次郎作品紹介」&各映像スタッフ トーク(30分)
【入場料金】
各プログラム:一律 2,300 円(入れ替え制)
新文芸坐劇場 HP
https://www.shin-bungeiza.com/
【上映作品 紹介】

『ちょっとの雨ならがまん』
1983 年/45 分
監督:安田潤司
出演:G.I.S.M.、GAUZE、THE COMES、THE EXECUTE、町田町蔵、ZELDA 他
世界に影響を与え続ける80年代ジャパニーズハードコア・パンクシーンの黎明期を記録し、新世代のアーティストたちの表現に迫ったドキュメンタリー・パンク映画。
1984年の初公開後、劇場やライブハウスを中心に上映され、延べ 50,000人もの観客を動員した。
大坪はこの映画に感動して、劇場で安田に「俺もこういう作品を作りたい」と言い、
同年、安田の企画で監督デビュー。そして翌年「オーラ・オーロラ」の制作につながる。

『I'M HERE』
2013 年/70 分
出演:INORAN
監督・撮影:大坪草次郎
編集・モノローグ台本 : 安田潤司
INORAN のヨ ーロッパツアーに1台のカメラ、たった1つのレンズを持って大坪が同行して撮影したドキュメンタリー作品。
音楽監督として有名な大坪だが、「8mm時代から情景を切り取るセンスはカメラマンとしても群を抜いている。I'M HEREはカメラマンとしても大坪の最高傑作(映画監督・安田潤司)」と言わしめた作品。カメラマンとしての大坪草次郎の才能が溢れている。
「so faraway」の河村隆一と同じく、INORANも今回の上映を快諾。
映画館の大スクリーンでの上映が決定した。